『Made in Japan』を取り戻す、手相太郎

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今から30年以上前になりますが、アメリカの経済学者のエズラボーゲル氏によって書かれた『Japan as NO.1』と言う日本経済の今後を書かれた本がありました。日本人は真面目で勤勉で手先が器用、国民性が変わらない限り日本は経済成長を続けるでしょうと言う内容の本でした。

30年の間に、日本は経済成長をし、現在は借金大国でデフレスパイラルの真っ只中にいます。

日本が何故経済成長をしたのかを、皆さんは忘れてはいませんか？真面目で勤勉で手先が器用な国民性が『Made in Japan』を作り続けた結果、経済成長したことを忘れてはいませんか？

スーパーに買い物に行ってもmade in japanの商品はどれだけ有るでしょうか？家電量販店に行ってmade in Japanの商品を見たことが有るでしょうか？

いつの頃かmade in Japanが消えてしまいました。

日本が抱える借金は1,000兆円を超え、国民の総預金高を超え、国民の不動産の部分にも入ってきています。

４人家族であれば、一家の借金は3,000万円を超えています。貿易収支は連続で赤字になり（輸出よりも輸入が超過している現象）、かつてのmade in Japanは影も有りません。

政府は金融政策で円安を作り出し、輸入品の値段が上がることにより物価が上がり、インフレへと方向を変えようとしています。これは本当に目先のことで、ガソリン価格は上がり、公共料金も値上げになるでしょう。国民は生活を切り詰めて支払いをし、結果として少しはインフレの方向へと振れるでしょうが、ただただ国民の負担が増えることにしかならないのです。

Japan as NO.1に書かれていたように、日本人は真面目で勤勉で手先が器用な国民です。もう一度、海外に引っ越してしまった企業を国内に呼び戻し、もう一度Made in Japanを作れば、どんな商品でも世界一の商品を作ることが出来ると私は思います。

日本人の７割から8割が文系の頭脳線を持っています。made in Japanを作るＤＮＡは有るのです。

1年後や2年後では無理でしょう。5年計画10年計画でmade in Japanを取り戻すことを考える政治家が出てくることを期待しています。

タグ：値上げ 生活苦 デフレ 借金大国 made in Japanを取り戻す